【釧路】小中学生の学力向上を目的にした「基礎学力保障条例案」が14日、釧路市議会で賛成多数で可決、成立した。全国学力テストの正答率などを念頭に、基礎学力を「読む、書く、計算する能力で、数値指標で把握できるもの」と定義し、学校や保護者などの責務を定めた。文部科学省によると学力向上を条例で定めるのは珍しいという。

本記事では,釧路市における「基礎学力保障条例案」の可決を紹介.
2012年12月15日付の釧路新聞を拝読させて頂くと,同条例は,同「市議会超党派の基礎学力問題研究議員連盟*1による議員転提出条例.現在のところ,同市議会HPは,条例案と「議決結果」*2では議決結果確認できず,残念.本記事では,同条例が定める「基礎学力の定義」を報道.加えて,2012年11月7日付の釧路新聞を拝読させて頂くと,「学力を数値指標で把握できるもの」と定め,「市長,教育委員会,小中学校,議会,保護者の責務を定め」*3られた模様.数値指標とするための具体的な方策も明記されているのだろうか.興味深そう.
「本来業務というべき立法作業」*4の結果,規定された個々の条文内容は,要確認.

*1:釧路新聞HP(2012年12月15日付)「学力保障条例を可決/釧路市議会

*2:釧路市HP(市議会会議の結果)「議決結果

*3:釧路新聞HP(2012年11月7日付)「学力条例を評価/蝦名市長

*4:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『改訂版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2011年)112頁

ホーンブック 地方自治

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