東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県楢葉町の町議会が28日、東日本大震災後初めて同町の本庁舎議場で開かれた。
 町は大部分が避難指示解除準備区域に指定されており、春以降の帰還を目指している。避難中に劣化した議場の音響システム工事が終わる2月末に向けて、音響テストを兼ねて議会を開催した。午前10時半に始まった議会には全議員12人が出席した。議場は震災で天井の照明の一部が壊れたままで、松本幸英町長は「議場の空気に触れると、これまでのさまざまな出来事が思い出され、万感胸に迫る思いがある」とあいさつ。災害公営住宅の敷地造成工事に関する議案を協議した。

本記事では,楢葉町における議会の開催を紹介.
現在,「いわき市」と「会津美里町」に「役場機能」*1を置く同町.同町議会は「楢葉町いわき出張所谷川瀬分室」の「2階会議室」*2において開催してきている.同町では「人間不在の区域」*3が続いてきたなかで,本記事によると「春以降の帰還を目指し」「避難中に劣化した議場の音響システム工事が終わる2月末に向けて」「音響テストを兼ねて」,2015年1月28日に「楢葉町役場庁舎」の「3階」「議場」にて「臨時会」を「開催」*4された模様.今後の開会状況も,要観察.

*1:楢葉町HP(楢葉町について)「シンボル・歴史

*2:楢葉町HP(町からのお知らせ)「平成26年12月楢葉町議会定例会の開催について

*3:金井利之「地方治態の3要素」宇野重規, 五百旗頭薫編『ローカルからの再出発 日本と福井のガバナンス』(有斐閣,2015年)40頁

ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス

ローカルからの再出発--日本と福井のガバナンス

*4:楢葉町HP(町からのお知らせ)「平成27年1月楢葉町議会臨時会開催について