2020年東京五輪パラリンピックに向け、東京を訪れる外国客のおもてなしの参考にするため、舛添要一知事は28日、ティモシー・ヒッチンズ駐日英国大使とともに、羽田空港船着場(大田区)から浜離宮恩賜庭園中央区)まで小型クルーザーで移動し、海上ルートと庭園内を視察した。
 船内では、選手村やボートとカヌー・スプリントの「海の森水上競技場」の建設予定地など、20年大会の準備状況について担当者から英語で説明を受けた。浜離宮では、都が20年までに復元を目指す迎賓施設「延遼館(えんりょうかん)」の跡地などを見た。都は臨海部での舟運の活性化に向け、15年度予算案に新たな舟運ルートの検討、調査などの事業費10億円を盛り込んでいる。
 舛添知事は「いろいろ試してみたい。ウオーターフロントを活用するため、船の使い道をもっと考えたい」と説明。ヒッチンズ大使は「東京がウオーターフロントに面した大都市だとはあまり知られていない。こういう計画は非常にすばらしい」と語った。

本記事では,東京都における駐日英国大使との浜離宮への視察の取組を紹介.
「潮入の池」*1をもつ同庭園.「遊興的空間を体験する」空間であり,「都市美を形成する」*2空間ともなる水辺.今後の活用方法は,要観察.

*1:東京都HP(文化・スポーツ都立公園・庭園都立公園・庭園一覧) 「浜離宮恩賜庭園

*2:陣内秀信『東京の空間人類学』(筑摩書房,1992年)255頁

東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)

東京の空間人類学 (ちくま学芸文庫)