東京電力福島第1原発事故で全町避難し、9月5日の避難指示解除が決まった福島県楢葉町は7日、役場機能の主体をいわき市にある仮役場から町内の本庁舎に移した。
 解除日が6日に政府から伝達されたことを受け、松本幸英町長は本庁舎で職員に訓示。「いよいよこの時が来たと、身の引き締まる思いだ。町の復興に向けた正念場であり、一人でも多くの町民が楢葉での生活を取り戻せるよう職務に励んでほしい」と述べた。楢葉町は昨年6月以降、役場機能を徐々に本庁舎に戻し、今回さらに総務課と復興推進課、政策広報室が移転。職員約120人のうち約80人が本庁舎で勤務し、町長も基本的に庁内で執務に当たる。いわき市には町民の約8割が避難しているため、住民サービスを担う住民福祉課や生活支援課などは仮役場に残る。

本記事では,楢葉町における避難指示解除に向けた取組を紹介.
原子力災害現地対策本部による「平成27年9月5日(土)0時」に「解除」*1を予定とされている.本記事では,「役場機能」の「主体」となる「総務課と復興推進課,政策広報室」が「本庁舎」に「移転」されたことを紹介.
「避難指示解除後の復興に向けた取組」として国に「追加対策」*2が提示されており,同「追加対策の実施時期も勘案」し「避難指示の解除日」は「 既に提示している「お盆前」から「変更」となり,「追加対策も実施する見通しが立った「9月5日」」とされている.「元の地域に戻るという「帰還」」*3に向けた対策の状況は,要確認.

*1:楢葉町HP(町からのお知らせ避難指示解除決定に係る町長メッセージ)「楢葉町の避難指示解除について」(平成27年7月6日 原子力災害現地対策本部)

*2:前掲注1・楢葉町楢葉町の避難指示解除について)2頁

*3:今井照『自治体再建』(筑摩書房,2014年)148頁