熊本地震で半壊し、使用不能となった宇土市本庁舎(浦田町)の解体工事が11日、始まった。来年3月までに、隣の議会棟、車庫棟も含めて一体的に取り壊す。
 5階建て本庁舎は、4月16日の本震で4階部分が激しく損壊。ほかの2棟も壁の損壊などがあり、いずれも立ち入り禁止になった。
 作業員らが、本庁舎のある敷地一帯を、安全確保のために金属製の板で覆う「仮囲い」に着手。板を取り付けるために、高さ3メートルの骨組みを慌ただしく設置していた。
 野添秀勝建設部長は「庁内には市道の情報を記した道路台帳などの重要書類が残る。これらをできるだけ確保しながら、工事を進めたい」と話した。
 市は現在、市民体育館(旭町)を代替庁舎として使用。解体現場近くの市役所駐車場にプレハブの仮庁舎を建設中で、8月にもこちらで業務を始める。(丸山宗一郎)

本記事では,宇土市における庁舎の解体工事の開始を紹介.
2016年5月23日より,「市民体育館」「終末処理場」「市民会館」「網田支所」「企画棟」「保健センター」「 教育委員会」において「市役所の通常業務」を「再開」*1し,「実務性」*2を維持されている同市.他方,「市役所本庁舎や網津支所の仮設・解体にかかる経費」としては,「仮設庁舎リース」が「1億836 万円」,「 庁舎解体費」は「4億5,154万8千円」,「網津支所仮庁舎」の「リース」が「219 万1千円」,「網津支所解体費」が「451 万2 千円」,「防災無線プレハブリース」が「2,609万3 千円」等により「6億7,208 万7千円」を「仮設庁舎・庁舎解体等」として「補正予算*3を組んでいる.本記事では,「本庁舎」の「解体工事」が2016年7月11日に開始されたことを紹介.解体後の市役所機能の配置は,要確認.