東京都の小池百合子知事は6日、飲食店などの屋内を原則禁煙とする受動喫煙防止条例案を、来年2月開会予定の都議会に提出する考えを明らかにした。6日の都議会で質問に答え、「2019年ラグビーワールドカップ開催までの施行を目指す」と述べた。
 都の条例案は、面積30平方メートル以下のバーやスナックなどを除く飲食店では屋内を原則禁煙とし、官公庁や老人福祉施設の屋内を、病院などは敷地内も完全禁煙とする方向で検討されている。

本記事では、東京都における受動喫煙防止条例案の検討状況を紹介。
2017年9月11日付及び同年11月28日付の両本備忘録で記録した同都による同条例案策定にむけた検討。「平成29年第四回都議会定例会」の「知事所信表明」では、パブリックコメントの結果を受けて「引き続き、条例制定に向けて検討を重ねてまいります」*1との方針を表明。本記事によると、「来年2月開会予定の都議会に提出する考え」が示された模様。今後の「条例化」にいたる「複数の流れ」*2の状況は、要観察。

*1:東京都HP都政情報知事について知事の部屋施政方針) 「平成29年第四回都議会定例会 知事所信表明

*2:松井望「課題設定と自治政策法務」北村喜宣・山口道昭・礒崎初仁・出石稔・田中孝男編『自治政策法務の理論と課題別実践 鈴木庸夫先生古稀記念』(第一法規、2017年)、290頁

自治体政策法務の理論と課題別実践-鈴木庸夫先生古稀記念

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