東京都は29日、都内の総人口が2025年に1408万人に達し、ピークを迎えるとの予測を発表した。15年の国勢調査に基づく推計。前回(10年)の国勢調査以降の人口流入などを反映し、ピークは従来の5年後にずれた。推計人口が1400万人を超えるのは初めて。
 25年以降は団塊世代が75歳以上の後期高齢者になり、死亡数が増加。都内への人口流入も縮小し、東京も人口減少期に入る。40年には1351万人になる見通しだ。
 15〜40年の推移を年齢区分別にみると、0〜14歳は152万人から135万人に減少。総人口に占める割合は11.3%から10.0%に落ち込み、少子化が一段と進む。15〜64歳の生産年齢人口は893万人(総人口の66.0%)から842万人(同62.3%)に減る。高齢化は加速し、65歳以上は307万人(同22.7%)から375万人(同27.7%)に増える。

本記事では、東京都における人口推計の結果を紹介。
2015年「10月1日現在の国勢調査結果を基準人口」とした「区市町村別人口の予測」によると「2025年」に「1408万人でピークを迎え」「以後減少過程」となり、「2040年」には「1351万人になる見込み」*1。「年齢3区分別人口」では、「0〜14歳人口」が「152万人」から「135万人」、「15〜64歳人口」が「893万人」から「842万人」、「65歳以上人口」が「307万人」から「375万人」となり、「うち75歳以上人口」が「147万人」から「181万人」*2となる見込みが示されている。「人口の減少を前提とした」*3行政運営の状況も、要経過観察。

*1:東京都HP(都政情報報道発表これまでの報道発表 報道発表/平成30(2018)年 3月)「「東京都男女年齢(5歳階級)別人口の予測」の概要」(2018年03月29日  総務局)

*2:前掲注1・東京都(「東京都男女年齢(5歳階級)別人口の予測」の概要)

*3:森田朗『新版 現代の行政』(第一法規、2017年)202頁

新版 現代の行政

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