埼玉県横瀬町は360度から撮影した動画をスポーツに活用する実証実験を実施した。スタートアップ企業に活動の場を提供し、地域の存在感を高める試み。8月中旬には、地元に古くから伝わる「あしがくぼの獅子舞」の公開練習でも活用するという。
映像システム開発のアマテラス(東京・渋谷)の動画配信サービス「スワイプビデオ」を実験した。6月下旬に少年野球や少年サッカーチームに参加してもらい、素振りやリフティングなどのフォームを撮影。改善ポイントの洗い出しなどに用いた。
同町は民間の実験的な取り組みを後押しする事業「よこらぼ」を展開している。今回の事業もその一環。
本記事では、横瀬町における公民連携の取組を紹介。
同町では民間事業者等に「事業を広く募集し」、同町が「法的課題やコミュニティの問題などを解決するために」「サポートを行」うとともに、「プロジェクトの実証実験の場として」「活用」の機会を提供する「よこらぼ」*1を2016年から実施。本記事では、同取組の「一環」として、「360度から撮影した動画をスポーツに活用する実証実験」事業を紹介。民間と行政とが「織り混ざった」*2同取組。実証実験の結果は要観察。
*2:Kettl,Donald F. 2016.Escaping Jurassic Government: How to Recover America's Lost Commitment to Competence ,Brookings Institution Press,p.22 Escaping Jurassic Government: How to Recover America’s Lost Commitment to Competence