町村議員、75%が60歳以上 統一選で新旧交代進まず(共同通信2020年2月13日)

 全国に926ある町村議会の議員のうち、60歳以上の割合が75.6%(2019年7月1日時点)になったことが13日、全国町村議会議長会の調査で分かった。議員のなり手不足により、調査前の19年4月に行われた統一地方選で新旧交代が十分に進まず、前年比1.5ポイント減にとどまった。

 調査によると、町村議員の総数は1万857人。平均年齢は63.9歳で、前年の64.2歳よりわずかに若返った。年代別の割合は60代が46.1%で最も多く、70代が28.1%、50代が15.1%と続いた。20代と30代は合わせて2.3%だった。

本記事では,全国町村議長会における「町村議会実態調査結果」*1の結果を紹介.

2019年「7月1日現在」の「実態」を把握した「第65回」の同調査結果のうち「議員の所属党派・会派・年齢構成・在「職年数・職業」によると,「平均年齢は 63.9 歳,最年長は 89 歳」であり,「年齢構成別」は「60歳以上70歳未満」が「46.1%」,70 歳以上 80 歳未満」が「8.1%」,「50 歳以上 60 歳未満」が「15.1%」*2となっている.他方,「在職年数別」では「4年未満」が「24.9%」,「4年 以上8年未満」が「22.8%」,「8年以上12年未満」が「6.2%」*3であることも分かる.

「多様な特性を持った人が」「登場し得る」*4自治体議会.多様性の状況は,要確認.

 

*1:全国町村議長会HP(調査・研究)「町村議会実態調査

*2:全国町村議長会HP(調査・研究町村議会実態調査)「第65回町村議会実態調査結果の概要(令和元年7月1日現在)」4頁

*3:前掲注2・全国町村議長会(第65回町村議会実態調査結果の概要)4頁

*4:金井利之『自治体議会の取扱説明書 住民の代表として議会に向き合うために』(第一法規,2019年),246頁

自治体議会の取扱説明書―住民の代表として議会に向き合うために―