新幹線車両基地の見学ツアーを“返礼品”に 東京 北区(NHK2024年11月16日)

昨年度、およそ21億円の区民税が流出した東京・北区は、新たに区内にある新幹線の車両基地の見学ツアーを返礼品に加えることになり、今月18日から募集を始めます。
新幹線を使った返礼品は都内の自治体では初めてです。
北区ではふるさと納税を利用して住民税の控除を受ける人が増え、昨年度はおよそ21億円、今年度はおよそ24億円の区民税の流出が見込まれるということです。
一方、昨年度に寄せられた寄付はおよそ1200万円にとどまっています。
このため、新たに区内にあるJR東日本の「東京新幹線車両センター」で新幹線の車内に乗りながら洗浄機を通過する様子を体験したり、車内放送やドアの開閉などを体験できたりする返礼品の提供を行うことになりました。
先着順に10人限定で、今月18日の正午からJR東日本ふるさと納税サイトで募集します。
区によりますと、新幹線を活用した体験型の返礼品は都内で初めてだということです。
北区ではことし2月以降、ディーゼル機関車に乗ったり、電気機関車を見学したりするツアーを返礼品に設けていて、いずれも、用意した枠がほぼ無くなるほど好評だったということです。
北区税務課は「独自の返礼品で寄付の増加を図りながら、『鉄道のまち北区』を全国にPRしたい」と話しています。

本記事では、北区におけるふるさと納税の取組を紹介。

同区では、「新幹線を活用したふるさと納税の体験型返礼品」*1の取組を実施。「「返礼品」の品揃え」*2状況は、要観察。