東京都世田谷区、23年度のふるさと納税倍増へ(毎日新聞2023年2月7日)

 東京都世田谷区は9日、2023年度のふるさと納税寄付額について22年度の2倍近い4億円を見込んでいると明らかにした。22年11月に返礼品を充実した効果が通年で寄与するためという。ただ、区民が他の自治体へ寄付することに伴う税収の流出は22年度からさらに拡大する見込みで、差し引きした流出超過額の拡大に歯止めがかかるかは見通せない。

世田谷区はもともと返礼品競争に批判的な立場をとっていたが、税収の流出は年々拡大し、22年度は87億円。区へのふるさと納税2億円などを差し引きした流出超過額は85億円に達している。

こうした税収減を看過できないとして、保坂展人区長は方針転換を表明。地元の有名菓子店の焼き菓子詰め合わせや温泉施設の宿泊クーポンなど返礼品の品ぞろえを充実して巻き返しを図っている。

9日に記者会見した保坂区長は「返礼品競争に加わらないまま何をやっているんだという批判もある。できることはやって寄付を獲得していきたい」と話した。

本記事では、世田谷区におけるふるさと納税の取組を紹介。

同区では「世田谷で生まれ」「全国的に知られるようになったモノやコトを」「ふるさと納税を通して体験し」「世田谷を訪れていただける」思いにつながるように、「新たな」「礼品」を「用意」*1したところ、本記事によると、「2023年度のふるさと納税寄付額」は、2022年度の「2倍近い4億円」となる見込みの模様。

「贈与も交換の中で活性化していく」*2同状況。寄付実績は、公表後要観察。