- 作者: 木村幹
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2008/01/01
- メディア: 単行本
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先日、六本木で見た映画「ユゴ大統領有故」では、ソン・ジェホが演じる大統領陛下が、最後となる酒宴において「我が国は、野党があるからな」と、当時既に自国が民主主義国家であることを示す例示としての含みある発言をするシーンがある。その含意がもつ苦味が残っているなかで、同書を読むと、大統領陛下がこれまで等閑視できた自壊リスク含みの野党勢力が、当時勢力を持ちはじめ、与党勢力に迫る分岐点の時期(322頁)であったことを理解。