非常勤講師が再開。午前は1限目から川崎市にある大学、その後、1時間程移動し、今年度より引き受けた豊島区にある大学で講義。初めて伺う大学では、事情が分からないためか、講義用資料の複写に手間取ってしまう。後ろに待っていたクリス・ペプラー似の先生に、睨まれつつも、大量複写。
今年度は「地方自治」(実際には、自治体行政に近いが)を講義。地方自治は「民主主義の学校」とされるが、学生さんたちの反応に耳を傾けると、学校自体で余り教授されていない科目のよう。そのため、基本的な内容(制度)を避けることなく解説する必要があることを実感。その際には、「専門の「基礎」として教えるのではなく「応用の方法」として教える」、そして、「大学を出たら、(中略)死ぬまで関心を持たない人間に最後のレッスンとして教える心づもり」*1との金言に倣いたいものだが、なかなか難しい。
ちなみ、今年のテキストは、もちろん、礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『ホーンブック地方自治』(北樹出版,2007年)*2です。

*1:船曳建夫『大学のエスノグラフィ』(有斐閣、2005年)186頁

大学のエスノグラフィティ

大学のエスノグラフィティ

*2:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『ホーンブック地方自治』(北樹出版,2007年)

ホーンブック 地方自治

ホーンブック 地方自治