指定が60件にとどまり、草津市が本年度、追加募集している「くさつ景観百選」への新たな応募が約半年で21件にとどまっていることが、このほど分かった。来年6月28日まで募るが、市景観課は「少しでも百に近づくよう、どんどん応募してほしい」と呼び掛けている。
 市内の誇りに感じる景観を挙げてもらおうと計画。烏丸半島のハス、史跡草津宿本陣など、有名な場所の多くは選定済みで、追加募集では、市南部の大津市境にある牟礼(むれ)山からの市街地の眺めや、JR南草津駅西口の街路樹が並ぶ街並みなどが寄せられているという。市は、冬から春、夏へと季節の変化も踏まえた景観も募集している。昨年指定された60件は、市のホームページで確認できる。「くさつ景観百選」は写真か文章を添え、市景観課TEL077(561)6507へ。また、昨年度に選定された景観を基にした「くさつ景観百選フォトコンテスト」の作品も募集している。

本記事では,草津市における「くさつ景観百選」*1募集の状況を紹介.
同市では,2010年9月1日から2011年8月31日の間,「地域の魅力となる景観資源」を「広く募集」.「その結果,50名の方から204件の応募」があり,本記事でも紹介されているように,2011年9月16日には,「草津市景観審議会において,60件」を「くさつ景観百選」に選定.「都市」「田園」「自然」「眺望」「まちなみ」「くらし」「建造物」「樹木」*2の8つの分野で整理済み.「今年度も」「2013年6月28日まで」の期間で「追加で募集」*3
本記事を拝読させて頂くと,同追加募集,応募開始後「約半年で21件にとどまっている」模様.応募される景観候補もまた「資源の希少性」をもち,第1回目の応募では「過剰利用」*4としての応募があったのだろうか.今後の募集状況は,要経過観察.

*1:草津市HP(市勢・まちづくりまちづくり景観)「「くさつ景観百選」の追加募集とフォトコンテストの開催

*2:草津市HP(市勢・まちづくりまちづくり景観)「ご覧ください『くさつ景観百選』

*3:前掲注1・草津市(「くさつ景観百選」の追加募集とフォトコンテストの開催)

*4:高村学人『コモンズからの都市再生』(ミネルヴァ書房,2012年)13頁

コモンズからの都市再生―地域共同管理と法の新たな役割

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