全国各県で発行している「県民手帳」を集めた「ケンミン手帳SHOW」が、村山市立図書館で開かれている。ミカンで有名な宮崎県は、表紙がオレンジ、スダチが特産の徳島県はグリーン…などなど、各県の“ご当地手帳”を手に取って楽しめる。
 各書店や文房具店などに足を運ぶと、売り場の目立つ場所に手帳が並ぶ師走。手帳が主役になるこの季節に、各県の概要が分かるデータ満載の県民手帳を集め、展示した。東京の大型雑貨店に照会し、入手可能な29県の手帳を収集した。福島県は、表紙がピンクと紺、愛知も赤と黒と、それぞれ2種類あり、女性にも使ってほしい、という製作者側の意図が伝わる。福岡県は、携帯用のポケットサイズと、デスクワークで使いやすい大型判など5種類をそろえている。本県の県民手帳は、表紙が茶色のポケットサイズ。
 スケジュール管理は、スマートフォン(多機能携帯電話)で−というデジタル派が増えている昨今だが、「アナログな手帳の良さを感じていただければ」と、同図書館の奥山典子さん。地域特有のユニークな習慣や食文化などを紹介(カミングアウト)する人気テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」のネタになりそうなビックリ情報はないものの、人口や面積はもちろん、多様な統計資料が掲載されている県民手帳を通して、全国のローカル情報に触れられる楽しさがある。展示は28日まで。

本記事では,村山市立図書館における「ご当地手帳」収集と展覧の取組を紹介.これは,興味深い.
同図書館HP*1を確認させていただくと,同展覧に関するご紹介はないため展示内容は把握できないものの,本記事を拝読すると「入手可能な29県の手帳」と報道されており,都道府県レベルでの手帳を展覧されている模様.
その発行を統計部門が所掌し,各自治体内での「叢生状態」*2にある統計資料を,コンパクトに掲載するメディアでもある「自治体手帳」.市区町村レベルも含めた作成状況は,要確認.

*1:村山市HP(村山市立図書館(蔵書検索))「村山市立図書館

*2:松井望「統計制度」森田朗・金井利之編著『政策変容と制度設計―政界・省庁再編前後の行政―』(ミネルヴァ書房,2012年)104頁