栃木市東武宇都宮百貨店は、同市万町の新庁舎一階に、同百貨店栃木店が十六日にオープンすると発表した。二〜五階の市役所部分は業務が始まっており、旧福田屋百貨店栃木店を改修した新庁舎が全面的にオープンする。
 東武宇都宮百貨店にとっては十二年ぶり三店目の新店で、「食とギフトのスペシャリティストア」と位置付ける。営業時間は午前十時〜午後七時。初年度の売り上げ目標額は二十二億円。一階は約五千三百平方メートルで、うち栃木店の売り場面積は約二千八百八十平方メートル。生鮮食品を中心に、和洋菓子、ギフト商品、化粧品、洋品雑貨などを扱う。イートインや喫茶も。一階の行政施設部分には、訪れた人たちが休憩できる市民スペース、ベビールーム、証明書自動交付機、現金自動預払機(ATM)などを設けた。 (稲垣太郎)

本記事では,栃木市における新庁舎の利活用を紹介.
2014年2月10日より業務を開始*1した同市の新庁舎.「百貨店」の「閉店」*2後に,2階から5階までが議場及び執務空間*3,1階には「賃貸借」による「生鮮食料品等を主とした商業施設を誘致」*4と「強い慣性」*5が窺えそう.
本記事では,商業部分は2014年3月14日に開業となることを紹介.賃貸借契約は,「月額・1㎡当たり300円以上」の「固定賃料制」が「適用」され,「原則」「事業者の営業開始日より起算して最低満10年間を基本」*6となる.2008年12月7日付の本備忘録で項目立てを試みて以来の本備忘録の断続的な観察課題のひとつ「庁舎管理の行政学」の観点からは「第5章:財源としての庁舎」及び「終章:行政財産の転換期とその可能性」としても興味深い同取組.開業後,訪問してみたい.