東京電力福島第一原発事故で避難生活を送る福島県双葉町民の交流施設「ふたば交流広場」が十八日、加須市中種足(なかたなだれ)にオープンした。加須市の旧騎西高校の避難所閉鎖後、町民が集える「憩いの場」にしようと、双葉町がJAの建物を借りて開設した。同町では福島県郡山市内に次いで二カ所目で、福島県外では初めてとなる。
 今年三月に閉鎖した旧騎西高避難所は、加須市など県内に避難する双葉町民の「交流拠点」にもなっていた。このため閉鎖後は、町民からコミュニティーを失うことへの不安や新たな拠点を求める要望が出ていた。ふたば交流広場は、町民同士や避難先の地域住民との交流などを目的に、各種催しや学習会、集会などに利用できる。臨時職員が常駐して管理する。町生活支援課は「避難先での絆を深めるために気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。
 町によると、県内で避難生活を送っている双葉町民は八百九十人(今月六日現在)。町民でつくる双葉町埼玉自治会の藤田博司会長(75)は「多くの人が利用して、町民同士や地元地域の人たちが触れ合う場になればうれしい。活用の方法も考えたい」と話した。問い合わせは双葉町埼玉支所=電0480(53)7780=へ。 (石井宏昌)

本記事では,双葉町における交流施設の設置の取組を紹介.2013年6月17日付及び同年10月3日付の両本備忘録で記録した同町の役場移転の取組.
2014年8月1日現在では,「福島県内に避難されている方」が「4,055人」,「福島県外に避難されている方」が「2,977人」となり,「福島県外に避難されている方」では,埼玉県に「890人」*1が避難されている同町.本記事によると,同「県の廃校」*2へと避難されていたが位置する加須市内に「交流施設「ふたば交流広場」」を開設された模様.今後の交流状況は,要観察.