JR東日本横浜支社は、川崎駅南武線5、6番ホームの発車メロディーを来年3月末ごろまでの期間限定で「川崎市歌」に変更すると発表した。ホームごとにアレンジを変えた2曲(各12秒)を流し、電車が発車するホームが区別できるようにする。
 川崎市を縦断する同線沿線にある川崎市立商高の3年生15人が「課題研究」の授業で、川崎市歌の認知度を高めて地域を活性化しようと発案。市内最多の1日約40万人が乗降する同駅の発車メロディーへの採用に向けて活動してきた。曲のアレンジや駅利用客へのアンケート、JRとの交渉などを経てホームでの採用が決まった。
 小川久光駅長は3月29日、川崎市役所を訪れ、福田紀彦市長に活動報告をしていた高校生に発車メロディーへの採用をサプライズ報告。代表の松本奏海(かなみ)さん(18)は「(夏休みなど)長期休暇中も活動してきたので採用されてうれしい」と笑顔で話し、小川駅長は「高校生の熱い思いに心を動かされた。このメロディーを大切にしたい」と語った。【太田圭介】

本記事では,川崎市における地域活性化の取組を紹介.
同市では,本記事で紹介されている同社とともに「川崎市商業高等学校生徒」による「高校生の力で地域を活性化する」を「テーマとした“音で地域を活性化する”取組」の「熱意と想いに応え」「相互に連携協力」し,「2016年4月5日(火)初電」から「川崎駅南武線ホーム発車メロディを「川崎市歌」に変更」*1されている.「単なる移動の拠点として見るのではなく,公共の空間として見よう」*2しながら活用される駅ホーム.現在の「市歌」*3から「アレンジ」された実際の発車メロディーは,聞いてみたい.