彦根市は十三日、市の人気キャラクター「ひこにゃん」がデザインされた市独自の婚姻届の配布を始めた。早速、多くの人が市民課窓口を訪れた。
 新しい婚姻届のデザインでは、桜の花びらがあしらわれ、イラストのひこにゃんがお祝いの意味を込めて花束を掲げている。年間の平均で千人弱が市に婚姻届を提出していることから、多めに二千部を作成した。それでも、窓口の担当者は「このペースが続くと、用意した分が足りなくなるかもしれない」と話した。婚姻届を出した夫婦が記念写真を撮れるように、「ハッピーウエディング」と書かれたひこにゃんのボードも窓口に設置した。一組で一枚のみの配布。市役所市民課のほか、各地の支所や出張所の窓口でも受け取れる。(大橋貴史)

本記事では、彦根市における婚姻届の取組を紹介。
同市では、「ひこにゃんの図柄入り」の「彦根市オリジナル婚姻届」を「作製」*1。配付は、「婚姻届を提出予定の方」には「無料」で配付されるものの、「部数に限りがあるため」「1組様1セット」*2とされている。「家族の人的結合」*3の婚姻届制度。同取組による婚姻状況は、要観察。

*1:彦根市HP(新着情報)「ひこにゃんの図柄入り「彦根市オリジナル婚姻届」を作製しました

*2:前掲注1・彦根市ひこにゃんの図柄入り「彦根市オリジナル婚姻届」を作製しました)

*3:金井利之『行政学講義 日本官僚制を解剖する』(筑摩書房、2018年)119頁

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