東京都、都内食品ロス 50年に「実質ゼロ」目標 (日本経済新聞2020年1月7日)
東京都は本来食べられる食品が捨てられてしまう「食品ロス」を、2050年に都内で「実質ゼロ」にする目標を定めた。17年度の都内での食品ロスの発生量は約50万トンだった。都はまず30年に40万トン弱まで減らし、50年にゼロを目指すため施策を加速させる。
環境分野の重点政策や目標を定めた「ゼロエミッション東京戦略」に数値を盛り込んだ。30年に照準を置いた中間目標として、まず00年度(約76万トン)からの半減を目指す。食品メーカーや小売り、外食業界に対してまだ食べられる食品のフードバンクへの提供などを広く促す。
本記事では,東京都におけるゼロエミッションの取組方針を紹介.
同都では,2019年12月27日に『ゼロエミッション東京戦略』*1を公表.本記事では,同戦略に記載された「食品ロス対策」*2を紹介.
具体的には,同都では「2017年度速報値」での「都内食品ロス発生量 約50万t」から,「2030年」には「半減」とし,「2050年」の「目指すべき姿」として「食品ロス発生量」の「実質ゼロ」*3と目標値を設定している.
「長期的な政策」*4による段階的な達成状況は,要観察.
*1:東京都HP(都政情報:都政:組織情報:東京都の組織・各局のページ:環境局:環境対策一般:ゼロエミッション東京:ゼロエミッション東京戦略)『ゼロエミッション東京戦略』
*2:前掲注1・東京都(都ゼロエミッション東京戦略)46〜47頁
*3:前掲注1・東京都(都ゼロエミッション東京戦略)46〜47頁
*4:山本清「EBPMと自治体企画」『都市問題』vol.110,2019年9月号,94頁