■

長崎健康相談所を豊島区児相に併設　来年開設予定（東京新聞2022年2月13日）

 　豊島区は来年二月に長崎三丁目に開設予定の児童相談所に、長崎健康相談所を併設すると発表した。二〇二二年度の一般会計当初予算案に建設費など十一億七千九百八十万円を計上している。

　児童相談所と長崎健康相談所が入る施設（地下一階地上三階建て）を新設する。母子手帳の交付や乳児健診を行う長崎健康相談所を併設することで、気軽な相談から専門的な相談まで一貫した支援ができるようにしたい考えだ。

　区は一月末、厚生労働省に対し「児童相談所設置市」として政令指定するよう要請しており、六月にも指定される見通し。（中村真暁）

本記事では、豊島区における児童福祉の取組を紹介。

同区では、2023年「2月の児童相談所開設に向け」「新たな児童相談所」と「健康相談所」を「併設し、子どもを守る専門機関と健康 を守る専門機関が一体」とした「子ども・子育て拠点として整備」*1する計画を提示。

「児童虐待防止行政を区に一元化する」*2同施設の取組状況は要観察。

*1:豊島区HP（区政情報 ： ようこそ区長室へ ：  区長記者会見 ： [区長記者会見]令和4年 ）「豊島区令和4年度予算案重点事業」13頁

*2:鈴木潔「児童虐待防止　多様な連携方式の創出」伊藤正次編著『多機関連携の行政学　事例研究によるアプローチ』（有斐閣，2019年）28頁 

多機関連携の行政学 -- 事例研究によるアプローチ