「元気ごはん」ボリュームアップ 横浜市×相鉄ローゼン 第3弾(東京新聞2024年7月17日) 

 東京都町田市は大手スーパーのダイエー江東区)、大手ドラッグストアのウエルシア薬局(千代田区)と、日常の買い物が不便な地域で車両による移動販売をする協定を結んだ。12月から始める予定。高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、買い物支援や交流の機会、見守りを充実させる。

 両社はそれぞれ軽トラック1台を使い、飲料や食品、生鮮野菜、日用品などを販売する。
 市役所で記者会見したダイエー関東営業推進部の千田昌志部長は「(店舗へ)足を運ぶのが難しい方へ商品をお届けでき、うれしく思う」。ウエルシア薬局東京神奈川営業統括部の佐藤貴部長も「意見や要望を検討し、より良いものにしていきたい」と抱負を述べた。石阪丈一市長は「地域の生活の質向上につなげたい」と期待した。(北浜修)

本記事では、町田市における協定締結の取組を紹介。

同市では、両社と「移動販売の実施に関する協定を締結」*1

同協定に基づき、同市からは「買い物に不便を感じている地域のニーズを把握し、事業者に情報提供」し、同「市が所有または管理する場所で移動販売を実施する場合、行政運営上支障のない範囲で場所を提供」*2。同社には「車両の調達、販売スタッフの雇用、商品の調達などを総合的に担い、安
定的に移動販売サービスを提供するよう努める」こと、「移動販売利用者の日常生活に異変を感じた際は、町田市の関係窓口、高齢者支援センター、警察等に相談等して可能な範囲で見守りに協力する」こと、「移動販売サービスに加え、高齢者支援センターによる催しの参加に努めるなど、地域住民の交流機会が創出されるよう努める」*3ことが期待されている。

「公-民協定(縦型協定)」*4に基づく同取組。同協定に基づく連携状況は、要観察。