東京都、能登の災害ごみを9月にも受け入れ 小池百合子知事「早期の復興に協力」 都内の各自治体で焼却(東京新聞2024年8月23日)

東京都は9月にも、能登半島地震で発生した災害廃棄物の受け入れを始める。建物解体に伴って生じる木くずなどの可燃物を、都内各自治体の処分場で焼却する。損壊した家屋の解体棟数が当初の想定より多く、廃棄物の増加が見込まれることから、国と石川県が都に協力を求めていた。
◆石川県内の災害廃棄物は約244万トンの推計
 23日の会見で小池百合子都知事は「東日本大震災などで支援した経験も生かして、都内の区市町村や事務組合の協力を得て、早期の復興に協力していきたい」と語った。受け入れの方針は小池知事が先月、石川県を視察した際に表明していた。
 災害廃棄物は石川県から鉄道で都内の貨物駅に輸送し、トラックでごみ処理工場に運んで焼却する計画。鉄道輸送用のコンテナは横浜、川崎の両市から借りる。処理工場の受け入れ可能量は、都と都内の各自治体で調整している。
 石川県は2月、県内の災害廃棄物の量について、年間ごみ排出量の約7年分に相当する約244万トンと推計して処理計画を立てたが、解体が必要な家屋が当初の想定より増えたため、広域処理を進めている。(押川恵理子)

本記事では、東京都における災害廃棄物の取組方針を紹介。

同都では、2024年の「能登半島地震の被災地で」「発生」した「損壊家屋等の解体・撤去に伴う災害廃棄物」を「横浜市及び川崎市と連携して」「支援」*1する方針を提示。処理方法は、まず同「県内被災市町で発生した建物の解体等に伴う木くず等の災害廃棄物を、鉄道用コンテナを活用し」同「県から都内等の貨物ターミナル駅に輸送」、次に、同「都内等の貨物ターミナル駅からコンテナ運搬車により清掃工場に搬入」し、その後、同「都内区市町村・一部事務組合の清掃工場において焼却処理を実施」*2する。

「個別的な連携」*3による処理状況は、要確認。