古本にて購入(ネット購入).品も未読のようであり,更に価格も常識の範囲内で納得の購入.原本が手元にあると嬉しい.内容は,今日ではN=1の単一事例研究でしかないとか,因果的過程も追跡されているのか,との指摘も聞こえてきそうだが,一つの都市を丹念且つ多面的に分析することで得られる魅力を満喫できる本.こんな研究をしみたいと思い強く抱く.個人的には,「はしがき」にある,「こと地方政治の実証的研究は,研究者の居住する地域研究からはじめるのが良い戦略」(鄯〜鄱頁)との指摘には,何とも励まされる.
なお,古本ゆえに誰かが手放した本なのだろうと思い,内表紙を開くと「著者謹呈」の栞が挟まっており,当然,その栞には,謹呈された方のお名前が・・・.いやはや,お名前は恐れ多くて書けません,お気になる方は松井まで個人的にお尋ね下さい.こそりと,耳語いたします.