千葉市は家庭から出るごみの収集について、有料化の検討に乗り出した。二〇一二年度中に条例を改正し、一三年度からの有料化を目指す。
 市は〇七年度から清掃工場を三カ所から二カ所に減らすことを目的に、ごみの減量に取り組んでいる。過去四年は削減が進んだが、一一年度は削減目標の六千トンに対して約二千八百トン(一月末)と、削減幅が鈍化し目標達成が困難になった。このため新たな対策として、ごみの排出抑制効果が見込める有料化の検討を始めた。有料化で一割程度の削減が期待できるという。政令市では札幌や仙台など七市が実施。県内では三十四市が導入し、全国でも約六割が導入している。料金体系や課金の方法などは検討中という。 (小川直人)

本記事では,千葉市における家庭ごみ有料化の方針を紹介.
現在,同市では「45リットル」の「特大サイズ」,「30リットル」の「大サイズ」,「20リットル」の「中サイズ」,「10リットル」の「小サイズ」の4種類の「市指定ごみ袋」*1を採用.「市内のコンビニエンスストア,スーパーマーケット,ホームセンター等」で「概ね1枚10円前後」*2で販売されている.有料分を上乗せされるのだろうか.同方針の詳細は,公表後,要確認.「ごみ減量化の本丸」*3とも称される「ごみ収集の有料化」.その設定される有料化の額により,「ごみの減量」への「誘導」*4効果の相異も考えてみたい観察課題.

*1:千葉市HP(組織から探す環境局資源循環部収集業務課家庭ごみの分け方・出し方])「市指定ごみ袋のデザインが変わりました。

*2:千葉市HP(組織から探す総合政策局市民自治推進部広聴課市役所コールセンターよくあるご質問ごみ・リサイクルごみ)「千葉市指定のごみ袋は、どこで販売されているのですか。FAQ番号No.1991

*3:肥沼位昌著・出石稔監修『あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら』(第一法規,2009年)71頁

あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら (自治体職員のための政策法務入門 5 環境課の巻)

あのごみ屋敷をどうにかしてと言われたら (自治体職員のための政策法務入門 5 環境課の巻)

*4:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『改訂版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2011年)91頁

ホーンブック 地方自治

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