和歌山県有田市は7月1日、自転車やバイクにも高齢者であることを示すステッカーの貼付を推進する条例を施行する。二輪車を運転する高齢者の事故防止が目的で、市によると、全国初の導入という。
 ステッカーの名称は「有田市高齢運転者標識」。高齢者への思いやりを示すハートマークや、市特産の有田ミカンをイメージさせる緑色とオレンジ色などで描かれている。地元のおおむね70歳以上の高齢者に無料で配布し、車体やヘルメット後部に貼ってもらう。反射加工もされ、夜間でも目立ちやすい。
 有田市の担当者は「交通事故の中でも、高齢者が被害者になるケースが非常に多い。有田市が先駆けとなって、少しでも事故の防止に貢献できたら」と期待している。〔共同〕

本記事では,有田市における「高齢運転者標識の表示推進に関する条例」施行を紹介.同市の例規集では同条例,同市HPでは同条例に基づきは貼付を求められる「有田市高齢運転者標識」に関する情報は,現在のところ掲載されていない模様.公表後,要確認.
本配信記事を拝読させて頂くと,「おおむね70歳以上の高齢者」を対象に「無料」「配布」し,「車体やヘルメット後部」に貼付して頂く模様.貼付された高齢者とともに,他の道路利用者の双方にとっても「リスク回避的(risk averse)」*1な行動選択に資する情報掲示.その普及の方策も,要確認.

*1:伊藤秀史『ひたすら読むエコノミクス』(有斐閣,2012年)114頁

ひたすら読むエコノミクス

ひたすら読むエコノミクス