仙台市は、震災からの復旧・復興の最新情報をまとめた「仙台復興リポート」の公開を市のホームページで始めた。震災での被害状況や集団移転計画、災害公営住宅の整備状況などを最新のデータとともに報告。月1回のペースで内容を更新していく。
 復興状況や各種の支援事業をわかりやすく伝えるため、イラストや図表を多用しているのが特徴。長期間にわたる復旧・復興事業について、被災者だけでなく、多くの市民に理解してもらう狙いがある。津波被害を受けた地域の復興・支援事業では、災害危険区域に指定された地域の住民約1560世帯が集団移転で生活再建を目指すのに対し、区域外の約2300世帯は、市独自の支援制度で再建を目指すことが、地図を使って説明されている。
 市震災復興室は「市民からは復興の様子がよくわからないという問い合わせがしばしばあった。市民に広く発信していきたい」とする。リポートは市ホームページのトップ画面にある「仙台市の復興事業」から閲覧できる。

本記事では,仙台市における復旧・復興情報の公開の取組を紹介.同取組は,同市HPを参照*1
同レポートでは「仙台市の被害状況」「復興に向けて」「津波被災地における復興・支援事業」「公営住宅の整備」「宅地被害復旧・支援事業」「生活再建支援」「経済の復興に向けて」の7項目が掲載.今後「毎月」の進捗度が公表される模様.また,同レポートでは,達成度とともに,おおまかな「実施予定(implementation schedules)」も掲載.「予期しない」*2変更の理由も明らかになることもできそう.今後の公表内容も要確認.

*1:仙台市HP(仙台市の復興事業:「仙台復興リポート)「仙台復興リポート」(仙台市復興事業局震災復興室)Vol.1,2012.11.15

*2:Gavin Smith(2011)Planning for Post-Disaster Recovery,Public Entity Risk Institute,p.287

Planning for Post-Disaster Recovery: A Review of the United States Disaster Assistance Framework

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