【夕張】家具・インテリア小売り製造最大手のニトリホールディングス(HD、札幌)は20日、本年度導入される「企業版ふるさと納税制度」を使い、夕張市に2016〜19年の4年間で総額5億円を寄付する方針を明らかにした。全国唯一の財政再生団体である夕張市は、企業版ふるさと納税を再生事業の財源の柱に据えたい考えで、第1号となる同社の寄付を歓迎している。
 寄付は、企業の社会的責任(CSR)の一環として、夕張市が国の管理下で財政再建に着手して10年目を迎えたのに合わせて行う。同社は07年から5年間で同市内に桜2万本を植樹するなどの活動をしており「市民、特に子どもたちが元気になる活用をお願いしたい」(広報部)と話す。
 夕張市財政破綻後、図書館も市民会館も閉鎖されており、今回の寄付を児童館などの機能も合わせた子育て支援と文化の複合施設の建設などに活用したい考え。鈴木直道市長は「夕張の再生が実感できる中身とするため、事業を早急に精査したい」と話した。

本記事では,夕張市における「企業版ふるさと納税」制度の取組を紹介.
2015年6月30日同年9月17日付同年11月12日付2016年4月15日付の各本備忘録でも記録した同制度.「札幌市」に「本社」*1を置く同社から同市に同制度を通じ,本記事によると「総額5億円を寄付する方針」の模様.「外の地域との結びつき」*2ともなる「地域再生計画」*3における対象となる事業の「認定」*4内容は,要確認.