県内に転勤や移住してきた家族と石井隆一知事の意見交換会が十九日、富山市内であった。今後の移住促進のPRに役立てようと県が初めて企画。子育て世代の十二家族が富山の魅力や課題を語った。
 良い面としては、富山湾の海の幸や高い教育水準、医療の充実、子育てのしやすさなどの意見が多かった。県民の温かい人柄を魅力とする参加者もいた。
 一方で、課題には衣料品店の少なさや、県外から友人や家族らが来た際に富山市内で連れて行く場所が少ないといった意見が上がった。県民との関わりの中では、「富山はいろいろなものが充実しているから、『このままでいい』と思っている人が多いのでは」と考える参加者も。
 石井知事は県民との付き合いについて「最初は入りにくいところがあるかもしれないが、元々は温かく、親切な人が多い。入り込むと新しい面が広がる」と答えた。
 県外からの移住者は年々、増加しており、昨年度は自治体の移住相談窓口などを通して移り住んだ人は、過去最多の七百二十九人だった。 (山中正義)

本記事では、富山県における定住・交流の取組を紹介。
同県では、転勤で」同県に「お住まい」の「転勤家族」、「移住者家族」「約30名」に「集ま」っていただき、「暮らしの魅力や移住に際しての課題などの率直な意見を聴く機会」として「転勤家族と知事との意見交換会*1を2018年8月19日に開催。内容は、まずは「11:30~12:10」に「転勤家族と富山県知事との意見交換」となり「自己紹介、富山暮らしの魅力・不満、移住に際しての課題など」*2を実施。続いて、「12:20~13:30」に、「ます寿しの解説」と「食べ比べなども楽しみながら、知事、転勤家族、移住者」の間での「ざっくばらん」の「懇談」*3の順。 本記事によると「12家族」が参加された模様。同意見交換による語らいを通じ「育」まれた「共在感」*4の内容は、要確認。

*1:富山県HP(報道発表一覧)「転勤家族と知事との意見交換会~とやまの暮らしを語ろう~の開催について

*2:前掲注1・富山県(転勤家族と知事との意見交換会

*3:前掲注1・富山県(転勤家族と知事との意見交換会

*4:井手英策『富山は日本のスウェーデン 変革する保守王国の謎を解く』(集英社、2018年)194頁