本記事では,世田谷区と江戸川区における児童相談所の設置を紹介.
2019年8月22日に,2020年「4月に世田谷区及び江戸川区を児童相談所設置市に指定する」「児童福祉法施行令の一部を改正する政令」が「閣議決定」*1.同決定を受けて,特別区長会長からは「長年にわたって積み重ねてきた取組の成果と」「これらの取組に関わった特別区職員の思いが結実したもの」とし,「特別区の歴史に大きな画期をなすもの」と述べ,2020年度から「特別区による児童相談所の設置が始まり」「その後も開設する区が続く」予定とともに,「東京都との連携,協力のもと」「新しい児童相談行政の姿をつくっていく必要があると考え」*2が提示されている.
*1:特別区長会HP(新着情報:特別区長会会長が、世田谷区及び江戸川区を児童相談所設置市に指定する政令の閣議決定を受けて、コメントを発表しました。)「世田谷区及び江戸川区を児童相談所設置市に指定する政令の閣議決定について」(令和元年8月22日 特別区長会)
*2:前掲注1・特別区長会(世田谷区及び江戸川区を児童相談所設置市に指定する政令の閣議決定について)1頁
*3:鈴木潔「児童虐待防止 多様な連携方式の創出」伊藤正次編著『多機関連携の行政学 事例研究によるアプローチ』(有斐閣,2019年)28頁