本記事では,全国知事会における緊急災害対策本部の設置を紹介.
同会では,2019年10月14日(月)に「令和元年台風第15号,第19号に関する全国知事会緊急広域災害対策本部」を「設置」*1.
同本部の設置の経緯は,同会では「台風第15号に対しては」「これまでに千葉県内の6市1町に1都7県から約2,400名の応援職員を派遣し」「支援」を実施してきたところ,「このたびの台風第19号」では10月「12日から13日にかけて中部,関東甲信越,東北の1都12県に大雨特別警報が発表され」「極めて広範囲に土砂災 害や河川の氾濫などの被害が今後さらに拡大することが見込まれ」ることから,同会の「支援体制をさらに強化するため」 「全国知事会長を本部長」「全国知事会危機管理・防災特別委員会委員長」の「神奈川県知事を副本部長」とした「緊急広域災害対策本部」を「設置」*2.
同本部では「非常に激しい台風であったため,広範囲に被害が広がっていることから,それぞれの被災者のニーズをしっかりと把握」し,「そのニーズを踏まえて,迅速な対応を行うこと」とし,同本部の「のもと,全国知事会が一丸となって,被災者の皆様への支援,被災自治体への支援に全力で取り組むこと」*3が指示されている.
同本部を通じた「体系的で効果的」*4な支援体制の取組は,要観察.
*1:全国知事会HP(活動 研究 資料:全国知事会の活動:災害対策:平成31年度・令和元年度)「令和元年10月14日 「令和元年台風第15号,第19号に関する全国知事会緊急広域災害対策本部」の設置について」
*2:全国知事会HP(活動 研究 資料:全国知事会の活動:災害対策:平成31年度・令和元年度:令和元年10月14日 「令和元年台風第15号,第19号に関する全国知事会緊急広域災害対策本部」の設置について)「令和元年台風第15号,第19号に関する 全国知事会緊急広域災害対策本部の設置について」
*3:前掲注2・全国知事会(令和元年台風第15号,第19号に関する 全国知事会緊急広域災害対策本部の設置について)
*4:大森彌・大杉覚『これからの地方自治の教科書』(第一法規,2019年)50頁