子ども食堂、北九州一丸 食材、場所、ボランティア派遣仲介へ 市、支援側と全国初協定(西日本新聞2019年10月20日) 

  北九州市は、市内で運営されている「子ども食堂」の支援を目的に、食材や開催場所の提供、ボランティアの派遣などに意欲を示す企業、団体と連携協定を結び、食堂運営者側につなげる取り組みを始める。市によると、こうした協定を行政が主体となって結ぶのは全国初。「オール北九州」で後押しし、食堂が継続できる環境づくりを目指す。

 協定は市、「子ども食堂ネットワーク北九州」と、支援したい企業や学校、各種団体の間で締結する。市は、市内に30カ所ある子ども食堂と支援側をつないで、食材や場所、人材などを振り分ける。同ネットワークは食堂運営を助けたり、研修会を開催したりする。子どもを受け入れる現場が欲しい支援と、何らかの支援を提供したい企業などとの「マッチング」を図る。

 協定参加者の第1次募集は11月8日までで、12月中旬に調印式を開く予定。来年以降も募集を続ける。

 NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」の湯浅誠理事長は「全国でも珍しく、有効な支援の手法だ。市が仲介することで食堂側の幅広いニーズに、より柔軟に対応できるようになる。補助金を出すよりも、食堂の運営はやりやすくなるのではないか」と評価している。

 応募手続きは市のホームページで公表している。問い合わせは市子育て支援課=093(582)2410。 (東祐一郎)

本記事では,北九州市における連携協定の取組を紹介.

同市では,「地域や民間団体主体の子ども食堂や子どもの居場所」が「持続可能な取組みとして活動できるよう」に「サポート」する目的から,同市と同団体と「連携協定を締結」して「一緒に市内の子ども食堂や子どもの居場所をサポート」する「団体」の「募集」*1を開始.

「協定内容」は「参加団体」により「異なり」,「ボランティアとして参加する人材の募集・派遣など」の「人材等の提供」,「無償もしくは原価販売・割引販売など」による「食材の提供」「子ども食堂に必要な物品の提供」「運営資金の寄付」,「開催場所の無償貸与」や「食材等の保管場所の無償貸与」,「そのほか」では「イベント等の開催および協力」「機関誌などでの活動紹介」「関連団体などへの普及啓発」*2となる.

同協定に基づく各団体が「無理なく,志を貫き続ける」*3ことを試みる同取組.応募状況は,要観察.