東京都、人口1400万人突破 コロナで増加幅減少(時事通信2020年6月11日)

 東京都は11日、5月1日時点の推計人口が初めて1400万人を突破したと発表した。4月1日時点と比べた増加幅を見ると、近年は1カ月で3万人以上伸びているが、今年は2万351人増にとどまった。他県からの転入や外国人人口が減ったことが要因で、新型コロナウイルスの影響とみられる。

 5月1日時点の人口は1400万2973人だった。2015年の国勢調査を基準とし、毎月の出産・死亡数や流出入人口を加味して算出している。都の人口は2000年に1200万人、09年に1300万人を超え、東京への一極集中が進んできた。

本記事では,東京都における人口推計の結果を紹介.

同都では,「5年ごとに行われる国勢調査の間の時点における各月の人口」「把握」を目的に,2015年「10月1日現在の国勢調査人口(確報値)を基準」に,「毎月の住民基本台帳人口の増減数を加え」た「推計」*1を算出.同推計によると,2020年「5月1日現在」では「推計」「14,002,973人」となり,「地域別」では「区部が9,696,631人」,「市部が4,225,504人」,「郡部が56,152人」,「島部が24,686人」*2となる.

一極集中のなかでの「自治をなす生」 *3の現状は,要観察. 

 

*1:東京都HP(都政情報 : 報道発表 これまでの報道発表報道発表/令和2年(2020年) 6月)「「東京都の人口(推計)」の概要(令和2年5月1日現在)」( 2020年06月11日  総務局)

*2:前掲注1・東京都(「東京都の人口(推計)」の概要(令和2年5月1日現在)

*3:後藤・安田記念東京都史研究所編『「消滅」と「一極集中の政治・行政」』(後藤・安田記念東京都史研究所,2020年),248頁