東京、2カ月連続人口流出 緊急事態宣言も影響か(共同通信2021年7月27日) 

 総務省が27日公表した6月の人口移動報告(外国人を含む)によると、東京都からの転出者は転入者を583人上回り、2カ月連続で人口流出を示す「転出超過」となった。東京都には6月20日まで新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令されており、転出入に影響した可能性がある。

 東京都への転入者は2万9224人で、昨年6月比0.6%増。転出者は2万9807人で8.9%増だった。

 埼玉、千葉、神奈川の3県を含む「東京圏」でみると、転入者が転出者を3106人上回った。3県とも転入者の方が多く、超過数は埼玉1362人、千葉1062人、神奈川1265人だった。

本記事では、東京都における人口移動の状況を紹介。

総務省統計局がまとめた「2021年」「6月」の「住民基本台帳人口移動報告」によると、同年同月の「都道府県間移動者数」が「前年同月に比べ」「6.4%」「増加」 したなか、同都では「転出者」が「8.9」%増、「転入者」が「0.6」*1%となっている。本記事によると「2カ月連続」での「転出超過」の状況となる。

「多様な人口動態の地域」*2の現状は、要観察。

*1:総務省HP(統計局統計データ住民基本台帳人口移動報告住民基本台帳人口移動報告の概要,集計結果等結果の概要2021年(令和3年)6月結果)「2021年(令和3年)6月の人口移動の概況」(住民基本台帳人口移動報告 令和3年7月27日 総務省統計局)

*2:伊藤正次「権限移譲の争いやめ都区は未来に備えた体制整備を」『Wedge』Vol.33,No.8、45頁