マンホールの蓋を返礼品に、埼玉・桶川 ふるさと納税で(日本経済新聞2022年7月12日)

 埼玉県桶川市は7月、マンホールの蓋をふるさと納税の返礼品に追加した。蓋は実際に市内で使われている製品と同じもの。蓋には桶川市のマスコットキャラクター、オケちゃんが中山道桶川宿を散策しているイラストが描かれている。

 返礼品はカラーと無色がある。カラーは33万円、無色は12万5千円の寄付で返礼される。いずれも直径60センチメートルで重さは40キログラム。市職員は「近年、マンホール蓋を撮影するマニアもいる。蓋そのものが欲しいという人もいるはず」と話す。

 蓋を支える台座も併せて送付する予定。配送料は寄付額に含まれる。

 マンホール蓋を返礼品にする狙いについて、職員は「桶川市を知ってもらうための話題作り。下水道事業のイメージアップにもつなげたい」と話す。在庫は持たず、受注生産で対応する。

本記事では、桶川市におけるふるさと納税の取組を紹介。

同市による「一定額以上の寄附」をした同「市外在住の個人の方を対象」に、「感謝の気持ちとして」贈る「記念品」*1に関して、本記事によると「マンホールの蓋」を追加された模様。

同制度を通じた「財政リソース」「調達」*2の同取組。今後の寄付の推移は要観察。

*1:桶川市HP(組織から探す企画財政部企画調整課市の紹介・観光計画・宣言計画)「ふるさと納税について

*2:大杉覚『コミュニティ自治の未来図 共創に向けた地域人財づくりへ』(ぎょうせい、2021年)154頁