埼玉県、「性の多様性」尊重条例を施行(日本経済新聞2022年7月11日)

  埼玉県議会でLGBTQ(性的少数者)など「性の多様性」を尊重し、必要な取り組みや支援策を講じることを盛り込んだ「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」が賛成多数で成立し、8日に公布・施行された。条例案自民党県議団が提出し、共産などの会派も賛成に回った。自民の一部議員は採決時に退席した。

 同条例は性的指向性自認の表明に関する不当な差別を禁じるほか、性的指向などの表明に対する強制や禁止をしないよう定めた。性の多様性を尊重し、すべての人の人権が尊重される社会の実現を目指す。多様性が尊重される社会の実現に向け、県が市町村などと連携してパートナーシップなどに関する必要な施策や支援策を取ることが盛り込まれた。

 大野元裕知事は「条例を尊重し、国の法律の範囲内で必要な措置を取りたい。家族についての定義や婚姻などの要素は国が見解を示しておらず、今後国がしっかり議論すべきだ」と述べた。

本記事では、埼玉県における性の多様性の取組を紹介。

同県では、2022年「7月8日」に「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」を「制定」し、同日「公布」*1している。

同条例第10条では「「県が実施する事務事業」*2に「多様性への配慮」*3を求める同条例。具体的な事業内容は要確認。