ど派手なデザインに大音量 都条例すり抜ける広告トラックに首都圏の9都県市が広域規制を検討(東京新聞2022年4月26日)

 大型トラック荷台に派手な広告を掲げ、繁華街を走る「広告宣伝車(広告トラック)」について、首都圏4知事と5政令市長は26日、オンラインで開いた9都県市首脳会議で、広域的な規制を検討する方針を決めた。東京都は条例で景観を乱す広告トラックを規制しているが、都外ナンバーは対象外。小池百合子都知事が「広域的な連携による規制が必要」と求めた。
 広告トラックは、派手な色づかいや過度に発光するデザインによる景観悪化や大音量の音楽による騒音、低速走行による渋滞発生などが問題視されている。
 都は対策として、2011年に都屋外広告物条例の施行規則を改正。広告トラックにデザイン審査を課し、点滅する電飾や原色の多用などは不可としている。
 ただ、登録地の条例が適用されるため、都内を走る都外ナンバーのトラックを規制できない。小池知事は会議で、走行地での規制適用も検討しているとした。
 都が2月に渋谷区と新宿区で行った調査では、確認した74台全てが都外ナンバーで、7割が風俗営業関係だった。担当者は「都の条例では規制対象となる可能性がある色や発光のトラックも多くあった」と話した。(渡辺真由子)

本記事では、九都県市首脳会議における連携の取組を紹介。

2023年「4月20日」に同会議を開催し、「都市部の繁華街」で「派手な色遣いや過度な発光を伴って走行する広告宣伝車」が、「良好な景観を損なうこと」と「交通事故を引き起こす懸念がある」ことを踏まえて、「都県境を越えて行き来」する「広告宣伝車」を「九都県市が一致団結して対策を講じる必要がある」との認識から、「九都県市が共同して、実態の共有及び規制のあり方の検討などを行う」*1ことを合意。

「個別的な連携」*2による同取組。今後の連携状況は要確認。