1人あたり財源、小池知事「東京は逆偏在」 首相に説明(日本経済新聞2023年8月8日) 

 東京都の小池百合子知事は8日、首相官邸岸田文雄首相と面会し地域間の税源の偏在などについて意見を述べた。地方交付税措置後の都の人口1人あたりの一般財源は全国平均を下回っているとし「東京は逆偏在が生じている」と説明したという。

首相との面会後に記者団に明らかにした。小池知事は「国際競争力が落ちているなかでパイの取り合いではなく、パイをいかにして大きくしていくかが日本にとって必要と申し上げた」とした。岸田首相は「偏在是正についてはそれぞれの地域の主張もあるとの意見をしっかり承った」と応じたという。

本記事では、東京都における知事と内閣総理大臣との面会内容を紹介。

2023年「8月8日」に「総理大臣官邸で」「面会」*1した両職。本記事によると同知事から「地方交付税措置後」の同都の「一般財源」の状況が説明された模様。また、同年7月「25日」に開催された「全国知事会」では、他県知事からの「更なる偏在是正が必要」との「発言」に対して、同都知事からは「調整後の人口1人当たりの一般財源額」では「都はむしろ全国平均以下の水準になっている」と述べ、同都では「是正すべき偏在などはないどころか、むしろ逆偏在はありますよ」という「発言」とともに「地方同士で限られたパイの奪い合いを議論しているのは、いかがなものか」*2との認識が示されている。

「地方間での利害の争いに陥」*3らないための制度の状況は、要確認。