東京都、日比谷野音の休止時期を延期 公募不調で(日本経済新聞2023年1月27日)

東京都は25日、野外コンサート会場として有名な「日比谷公園大音楽堂」(日比谷野音)の再整備に伴う使用休止時期を2025年9月末以降に遅らせると発表した。民間公募の不調のため、これまで予定していた24年10月1日から約1年延期した。再整備後の使用開始時期も後ろ倒しとなる可能性がある。

音楽の聖地とされる音楽堂は「野音」の愛称で親しまれ、23年に開設から100周年を迎えた。これまでに2度建て替えられたが、改築後約40年がたち老朽化が目立っていた。都は周辺の広場と一体で再整備する方針を示していた。

23年7月から建て替えを担う民間事業者の公募を始めたが、物価高騰などの影響もあり民間事業者の応募がなかった。今後は都が主体として設計・工事に踏み切る。解体工事のスケジュールは今後検討する。再整備後の使用開始時期は、当初目指していた28年4月ごろより遅れる可能性がある。

本記事では、東京都における音楽堂改修の取組を紹介。

同都では、同「大音楽堂」の「使用休止を」2024年「10月1日から」「予定」し、「公募設置管理制度(Park-PFI)」「を活用した整備及び管理運営を行う民間事業者を公募」していたところ「応募がなかった」ことから、同「都が設計や工事を実施する」ために、同「大音楽堂の使用期間」を2024年「9月30日まで」から、2025年「9月末頃まで」に「変更」する「予定」 *1を公表。

「音楽演奏の重要な拠点」*2としての同音楽堂。再整備の状況は要観察。