日野市職員の名札、名字のみに カスハラ対策(東京新聞2024年4月6日)

東京都日野市は、市職員が勤務時に着用する名札を、所属部署と名字だけの記載に切り替えている。これまでは顔写真とフルネームが書かれていたが、職員の個人情報がインターネット上でさらされるのを防ぐ狙い。
 市民から不当な要求やクレームを受ける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」対策の一環。対象は全職員約1400人で、今月から順次配布し、着用を始めている。
 全国の自治体で、職員が交流サイト(SNS)などで個人情報を検索されたり、インターネット上で実名をさらされたりするケースが問題になっている。市によると、日野市の職員からもこれまでにこうした被害の相談があった。職員アンケートでは、不安を訴えて名字のみに変更する要望が寄せられていたという。(宮本隆康)

本記事では、日野市における職員の名札の取組を紹介。

同市では、「SNSの普及により個人情報を検索される不安や不当行為などもある」ことから、「職員のプライバシーを守り、職員が安心して働けるよう」、2024年「4月以降」「全職員の名札を名字のみに変更」*1る同取組。名札の継続状況は要観察。