福井県鯖江市は１７日、インターネットを利用して、市税や水道料金などの口座振り替え手続きを簡単に申請できるサービスを始めた。市役所や金融機関の窓口に行かなくても２４時間、３６５日いつでも簡単に手続きすることができる。市によると、全国の自治体で初めての導入という。
対象は市県民税や水道料金、軽自動車税、保育料など１０種類。市ホームページ専用サイトから、システムメンテナンス時などを除いていつでも申請できる。銀行届け出印は必要ない。この日は午前９時から、市役所で牧野百男市長が第１号の利用者として軽自動車税の振り替えを申し込んだ。銀行のキャッシュカードを見ながら名前や口座番号、暗証番号などを入力。１０分足らずで手続きを終えた。
牧野市長は「入力に戸惑う人もいるかもしれないが、手続きはたった一度ですぐに済む。多くの市民に利用してほしい。今後もＩＴを使ったまちづくりを進めたい」と意気込んでいた。市では月３０件程度の利用を見込む。現在は福井銀行と北陸銀行の口座のみが対象だが、今後は他の金融機関にも拡大する方針。
市は２０１２年に、金融機関のキャッシュカードを使って専用端末器で手続きする「Ｐａｙ―ｅａｓｙ（ペイジー）」を県内で初めて導入したが、市役所か金融機関の窓口を一度訪れる必要があった。ペイジーを使わない場合、印鑑が届け出印と異なる場合などは何度も窓口を訪れる人が多かったという。問い合わせは市収納課＝電話０７７８（５３）２２６６。
本記事では，鯖江市における口座振替の取組を紹介．同取組は，同市HPを参照*1．
「市県民税」「固定資産税」「都市計画税」「軽自動車税」「国民健康保険税」「介護保険料」「後期高齢者医療保険料」「水道料金」「下水道使用料」「下水道受益者負担金・分担金」「市営住宅使用料」「保育料」の口座振替の申請を「Web口座振替受付サービス」を「利用」することで「用紙に記入したり，押印したりする手間がなくな」*2る同市の取組．対象となる金融機関は，本記事でも紹介されているように現在のところ2行ではあるものの「今後は他の金融機関にも拡大する方針」という．自治体と「住民が一段と容易に結び付くことができる」*3同取組．本記事では「月３30件程度の利用」見込みとの報道されている．実際の利用状況は要観察．
*1:鯖江市HP（広報・広聴：広報さばえPDF版：広報さばえ平成26年3月号通常版「Web口座振替受付サービスを開始します！」
*2:前傾注1・鯖江市（Web口座振替受付サービスを開始します！）
*3:Kettl,Donald F. (2011).The Politics of the Administrative Process Fifth Edition,CQ Press:p.156. Politics of the Administrative Process
