中央区日本橋地区のにぎわいづくりのため、都は二十二日、同区日本橋室町にある商業ビルに挟まれた区道「仲通り」の約五十メートル区間について、二十五日から歩行者天国を実施すると発表した。また、千代田区丸の内にある都道「仲通り」でも七月末、一部区間歩行者天国を始める。 (松村裕子)
 日本橋室町の仲通りは、中央通り(国道15号)沿いにある商業ビル「コレド室町」と「コレド室町2」の間の幅六メートルの道路。商業ビルの建設にあわせて移築された福徳神社の参道に見立てて、路面は石畳に似たデザインを採り入れた。仲通りの歩行者天国は毎日午前十一時から午後八時までで、試行的に実施し、問題がなければ、そのまま継続する。商業ビル一階の飲食店が店前にも客席を設けている上、人通りが多く、車が通ると危険だった。交通規制で歩行者は車を気にせず買い物や食事を楽しむことができる。
 都は今後、歩行者天国で国内外の観光客をひきつけるイベントやオープンカフェの展開を後押しして、にぎわい創出につなげる。昨年五月に現地を視察した舛添要一知事は記者会見で「車が入ってこない歩行者天国では、ゆっくりそぞろ歩きができる。がむしゃらに経済成長を追求した一九六四年の東京五輪の時とは違い、成熟社会の特色として実施したい」と狙いを説明した。

本記事では,東京都における広告付きバス停留所の取組を紹介.
同都では,「警視庁の協力の下」「歩行者の安全性を確保するとともに,にぎわいある街並みを創るため」に「中央区日本橋室町2丁目2番先の約50メートル」で,2015年「5月25日」より,「午前11時00分〜午後8時00分」の間,「車両の交通規制が試行」*1.「まさかこんなところに車が入るはずないな」*2と思われた「車を止める,それだけのことで日常が非日常に変わる」*3ことが期待できそうな同取組.「丸の内も7月末からやる予定」*4もある,という.今後の広がりは,要観察.

*1:東京都HP(これまでの報道発表2015年5月)「日本橋室町の仲通りにおける歩行者中心の空間の拡大について」(平成27年5月22日,都市整備局)

*2:東京都HP(知事の部屋舛添知事記者会見)「舛添知事定例記者会見 平成27年3月31日(火曜)14時00分〜14時30分

*3:隈研吾, 陣内秀信監修『広場』(淡交社,2015年)131頁

広場

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*4:前掲注2・東京都(舛添知事定例記者会見 平成27年5月22日(金曜)14時00分〜14時29分)