奈良市、LINE活用した国保手続き開始 全国初 (日本経済新聞2020年10月27日)

 奈良市は27日、対話アプリ「LINE」を活用した国民健康保険手続きを11月2日から始めると発表した。LINEで国保手続きが可能になるのは全国初。国保の加入、脱退の申請のほか、高額治療の際に必要な限度額適用認定証の交付申請ができる。利用の際に同市のLINE公式アカウントに登録が必要だが、本人確認用の運転免許証の写真送付などはLINEで完結し、保険証や認定証などは自宅に送付される。

 国保の加入、脱退などの申請で市庁舎の窓口対応は年間2万件超に上り、このうち2割をLINE申請に切り替え、窓口の混雑緩和につなげる。

 新型コロナウイルスをきっかけに奈良市では「持ち運べる市役所」をコンセプトに、様々な行政手続きのオンライン化の検討を進めている。

本記事では、奈良市における行政手続の取組を紹介。

同市では、2020年「11月2日」より「国民健康保険への加入申請」、「脱退申請」、「限度額適用認定証の交付申請」の「手続きをする際」、同「アプリの奈良市公式アカウントから質問に回答すること」により、「申請手続きを完了する」*1取組を実施。同取組の「予算」は「4,751千円」*2

「窓口のカウンターにおける人間の作業」*3を介さない同取組。同取組による「国保手続きに関する窓口対応件数」は「全体」の「20%利用を目指」*4すことを目標とされているなかで、利用状況は要観察。