東京都、結婚決めたカップルに特典 料金割引など(日本経済新聞2021年3月22日) 

東京都は近く結婚を予定しているカップルが飲食店などで特典を受けられる「TOKYOふたり結婚応援パスポート」の利用を始めた。協賛店は約300店で、料金の割引や記念品をプレゼントするなどして、婚約・結婚を祝う。

1年以内に結婚を予定しているか、結婚してから1年以内のカップルを対象に、都のホームページなどから登録してもらう。都は登録者にパスポートを交付し、利用者が協賛店で提示すると特典を受けられる。協賛店は飲食店のほか、ホテル、結婚式場、宝飾店などがある。

厚生労働省の人口動態統計(速報)によると、2020年の全国の婚姻件数は前年比13%減の53万7583件だった。新型コロナウイルス感染拡大で結婚を先に延ばす動きなどが影響しているとみられる。

本記事では、東京都における結婚への気運醸成の取組を紹介。

同都では、「結婚に向けた気運の醸成」を目的に、「1年以内に結婚を予定している婚約カップル」と「結婚してから1年以内の新婚カップル」が、同都が「発行する」「TOKYOふたり結婚応援パスポート」を「提示すること」で、「各協賛店等が自ら提供する結婚応援サービスを受けることができる」「取組」*1を開始。

同取組を通じて「人々の行動がどう変わる」*2かは、要観察。

*1:東京都HP( 都政情報 : 報道発表 : これまでの報道発表 :  報道発表/令和3年(2021年): 3月 )「「TOKYOふたり結婚応援パスポート」の利用を開始

*2:秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎 第3版』(有斐閣、2020年)96頁