ガバナンス2010年3月号

ガバナンス2010年3月号

大杉覚先生より,同誌をご恵与賜わりました.ありがとうございました
大杉覚先生は,本誌内で「減税と自治体経営改革」(『ガバナンス』No.107,2010年3月号,32〜34頁)と題する御高論を寄稿されております.
本稿では,「減税政策を含む地方税を地方改革のツールとして活用する取組み」を「自治税政策マネジメント」(32頁)として捉え,その意義と可能性を明らかにされております.「自治税政策マネジメントの裁量拡大が,ただちに野放図な財政運営をもたらす可能性は限定的であろう」との見通しとともに,「自治体側も“減税磁石”に安易に期待すべきではない」(34頁)とされ,むしろ同ツールを通じた「地域のビジョンを明確にしたり,自治体経営に適切な規律を確保させたりする効能を重視すべき」との提示は,同種の取組の意義を深く考えさせて頂く機会となりました.
心より御礼を申し上げます.誠にありがとうございました.