耳が不自由な人たちがスムーズに投票できるよう、東京都選挙管理委員会は今回の衆院選で、質問や問い合わせに応じる際に使う「コミュニケーションボード」を都内62市区町村の大半の投票所に置く。既に期日前・不在者投票で使われており好評という。
 これまでは筆談などで対応していたが、都選管は聴覚障害者団体の意見を取り入れて初めて導入した。都の担当者は「バリアフリーの一環で、投票環境を少しでも良くしたかった」としている。ボードは、プラスチック製A4サイズと掲示用A3ポスターサイズの2種類。

本記事では,東京都における選挙に関する質問・問い合わせに対する「コミュニケーションボード」設置を紹介.
聴覚に障害を持つ方への「意思決定の支援」*1として同取組.現在のところ,同ボードの詳細は,同都HPでは確認できず.本記事に掲載されている同ボードを拝見させていただくと,本記事入場整理券を持参しなかった場合,候補者が不明である場合,文字が小さい場合,字が書けない場合,叔文字を誤った場合,投票用紙の書き方が分からない場合,授乳室・お手洗いの場所,投票所に忘れ物をした場合への回答が記載されている.週末の実際の投票所では,要確認.

*1:松井彰彦, 川島聡, 長瀬修『障害を問い直す』(東洋経済新報社,2011年)15頁

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