沿岸広域振興局(佐々木和延局長)は18日、貸し切った三陸鉄道南リアス線新型レトロ車両で応援職員との懇親会を開き、不慣れな土地で献身的に職務に当たっている職員たちの労苦をねぎらった。
 三鉄の利用促進、応援職員に地元をより深く知ってもらう願いも込め企画。北海道から福岡県まで10自治体から来て釜石地区で働いている同振興局員19人と幹部職員ら計約50人が約2時間かけ釜石―盛間を往復した。佐々木局長は「長い1年間になるが、しっかり健康を管理して、岩手県の復興のためにお手伝いをお願いしたい」と激励。釜石の地酒浜千鳥や、かまいしキッチンカーの弁当など地元の味を楽しみながら列車に揺られた。4月から1年間の任期で着任している北九州市の山口拓人さん(22)は「こうして他の部署の人と交流する機会はなかなかなくて新鮮。少しでも復興の役に立てるようやれるだけやりたい」と気持ちを新たにしていた。

本記事では,岩手県における応援職員への慰労の取組を紹介.
同県の「沿岸広域振興局」*1では,「沿岸広域振興局(釜石地区)の応援職員23人」と「沿岸広域振興局長」「各部長等」による「局長(幹部職員)と応援職員との懇談会」*2を,2014年6月18日に「三陸鉄道貸切列車」にて開催.開催時刻は「釜石駅発車時刻」となる「18:07」*3からとある.異なる出自でありながらも一所で勤務する応援職員の方々の,「職員集団の一体性」*4を確保する取組とも整理が出来そう.興味深い.

*1:岩手県HP「沿岸広域振興局

*2:岩手県HP(沿岸広域振興局)「定例記者懇談会資料6月分

*3:前掲注1・岩手県(定例記者懇談会資料6月分)1頁

*4:礒崎初仁・金井利之・伊藤正次『第3版 ホーンブック地方自治』(北樹出版,2014年)248頁

ホーンブック 地方自治[第3版]

ホーンブック 地方自治[第3版]