福井市は、市職員がパソコンを起動した際に、おもてなしの徹底を呼び掛ける画面を表示する取り組みを始めた。
 「おもてなし向上運動」の一環で、本庁舎や総合支所など全職員の約2200台に導入。画面には、「行動に思いを込めて」などのタイトルとともに、お年寄りや体の不自由な人に対して急かさずゆったりと対応するといった具体的な実践法を紹介している。30種類の画面があり、「やるよ!」ボタンを押すと次の画面に進めるようになっている。

本記事では,福井市における「おもてなし向上運動」の取組を紹介.
同「市役所内に「おもてなし」ムードを醸成する」*1同運動.2014年3月版の『福井市人材育成方針』では,「市の重要施策との関連性が高く,強力に推進する必要があるため,各種研修を通じて全職員への浸透を目指」*2すことが規定されている.本記事によると,同「市職員がパソコンを起動した際」に,「おもてなしの徹底を呼び掛ける画面を表示」する取組を開始された模様.
「行政コア=不易に相当するところ」*3をどのように強化されるかは,要観察.

*1:福井市HP(市政情報人事・人材育成・職員等の募集人材育成・職員の支援福井市職員の人材育成について)「福井市人材育成方針 平成26年3月版」3頁

*2:前掲注1・福井市福井市人材育成方針 平成26年3月版)3頁

*3:田尾雅夫『公共マネジメント -組織論で読み解く地方公務員 (有斐閣ブックス)』(有斐閣,2015年)218

公共マネジメント--組織論で読み解く地方公務員 (有斐閣ブックス)

公共マネジメント--組織論で読み解く地方公務員 (有斐閣ブックス)