山梨県は14日、育児に積極的に参加してもらおうと、子供がいる男性職員に毎月19日に定時退庁を促す「イクメン退庁日」を今月から行う、と発表した。
後藤斎知事が14日の定例記者会見で明らかにした。子育て支援の機運を県庁が率先して醸成するのが目的。県人事課によると、新たなイクメン退庁日は、3歳未満の子供がいる男性職員約300人が対象。イ(1)ク(9)メンにかけた毎月19日に、午後5時15分での定時退庁とする。休日と重なる場合は前倒しする。今月は17日に実施するという。また、19日は「育児・家庭の日」として、子供がいる家庭以外の全職員に対しても、積極的に定時退庁を促すという。これまで県庁では、職員の健康管理、家庭との両立、残業代のコスト削減などを目的に月、木曜日を定時退庁日としている。後藤知事は「子育てを県庁全体で支援する第一歩にしたい。周りが環境を作っていくことが大切だ」と話した。【片平知宏】
本記事では,山梨県における人事管理の取組を紹介.
「通常」の「毎週月曜日と木曜日」の「職員の定時退庁日」に加えて,「毎月19日」は「イクメン退庁日」と「位置づけ」,同日は「定時に退庁」し」「子育てや配偶者の支援を行うよう呼びかけ」*1を開始する同県.2015年4月14日の同県知事会見によると「周りが協力しないとなかなか定時退庁というのは難しい」*2と,いわば「いつでも残業できる状態にある働き方が可能なワーク・ワーク」*3の勤務状況からの変更を意図し,同日程を設定された模様.実際の退庁率等も公表されると興味深そう.今後の退庁状況は,要観察.