厚生労働省は27日、4月から始まった「子ども・子育て支援新制度」で新たに国の補助対象となった0〜2歳児を預かる「小規模保育」(定員6〜19人)の認可件数(4月1日現在)が1655件だったと公表した。
 小規模保育は、都市部の待機児童を解消する切り札として期待されている。厚労省の担当者は「新たな受け皿が一定数できた。待機児童解消加速化プランの重要なメニューであり、来年度以降も増えるだろう」と期待感を示した。
 小規模保育の認可件数の内訳を都道府県別でみると、埼玉231件▽東京219件▽大阪163件▽神奈川143件−−が多かった。保育をする人が全員保育士資格を持つタイプが58%を占めた。【山田泰蔵】

本記事では,厚生労働省における地域型保育事業の認可件数の調査結果を紹介.
2015年「4月1日現在」,「地域型保育事業の数は全国で2,740件」となり,内訳は「家庭的保育事業」が「931件」「小規模保育事業」が「1,655件」,「居宅訪問型保育事業」が「4件」,「事業所内保育事業」が「150件」*1から構成されている.また,設置主体では「公立」が「220」件,「私立」が「2,520」*2件となる.
「保育の受け皿を拡充」*3する同取組.地域毎の整備状況の要因は,要確認.

*1:厚生労働省HP(政策について分野別の政策一覧子ども・子育て子ども・子育て支援保育関係地域型保育事業の認可件数(平成27年4月1日現在))「地域型保育事業の認可件数について(平成 27 年4月1日現在)

*2:前掲注1・厚生労働省([地域型保育事業の認可件数について(平成 27 年4月1日現在))

*3:横山文野『戦後日本の女性政策』(勁草書房,2002年)383頁

戦後日本の女性政策

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